「隣の部屋のドア音で夜中に目が覚める」「在宅ワークで集中したいのに、外の工事音や生活音が気になって仕事が進まない」——一人暮らしの集合住宅では、こうした悩みを抱える方が本当に多いです。私自身も一人暮らし歴約15年、3回の引っ越しを経験する中で、壁の薄い物件に当たったこともあり、耳栓なしでは眠れない時期がありました。今回は、隣室の生活音や外部騒音対策として実際に使ってみた耳栓の中から、遮音性・つけ心地・繰り返し使えるかどうかを軸に3つを比較しながら紹介します。自分の悩みに合うタイプを見つける参考にしてください。
耳栓の種類と選び方
耳栓と一口にいっても、素材や構造によって遮音の得意分野やつけ心地が大きく異なります。まずは代表的な3タイプの特徴を押さえておきましょう。
フォームタイプ
ウレタンなどの柔らかいフォーム素材を指で細く潰して耳に入れ、耳の中で膨らませて密閉するタイプです。耳穴の形に合わせて変形するため密閉度が高く、遮音性を重視したい方に向いています。使い捨てが基本のため衛生的に使いやすい一方、毎回巻き潰す手間がかかる点はデメリットといえます。
シリコンタイプ
粘土のように柔らかいシリコンを耳の外側に貼り付けて塞ぐタイプや、耳栓自体を差し込む成形タイプがあります。水洗いして繰り返し使えるものが多く、コストを抑えたい方や「毎回新しいものを出すのが面倒」という方に向いています。フォームタイプに比べると密閉度は素材や形状によって差が出やすい傾向があります。
フィルター付きタイプ
音を完全に遮断するのではなく、フィルターで特定の音域を和らげる設計のタイプです。人の声や目覚まし音などはある程度聞こえるようにしつつ、生活音の「刺さる感じ」だけを軽減したい方に向いています。就寝時よりも在宅ワーク中の作業用として選ばれることが多い印象です。
遮音性の目安(NRR・SNR表記)とつけ心地
耳栓のパッケージには「NRR」や「SNR」といった遮音性能を示す数値が記載されていることがあります。これは規格に基づいて測定された遮音の目安であり、数値が大きいほど理論上の遮音効果が高いとされています。ただし実際の聞こえ方は耳の形や装着の仕方によって左右されるため、数値だけで判断せず、自分の耳にフィットするサイズ・形状かどうかも重視して選ぶことをおすすめします。横向きで寝る方は、耳栓が耳に当たって痛くないかも確認しておくとよいでしょう。
おすすめ耳栓3選
ここからは、隣室の生活音対策や在宅ワーク中の騒音対策として実際に試してみた耳栓を3つ紹介します。それぞれタイプが異なるので、自分の悩みや使うシーンに近いものを選んでみてください。
MOLDEX 睡眠用耳栓
柔らかいフォーム素材のタイプで、指でしっかり潰してから耳に入れると、耳の中でゆっくり膨らんで密閉されていく感覚があります。就寝前の落ち着いた時間に装着する分には、巻き潰す手間もそれほど負担になりませんでした。隣室からのドアの開閉音や話し声など、突発的な生活音に対する遮音性を重視したい方に向いているタイプです。使い捨てなので毎回清潔な状態で使えるのも安心材料になります。
サイレンシア 耳栓(高性能タイプ)
高い遮音性能をうたうタイプで、外の交通音や工事音など「音量そのものが大きい」騒音に悩んでいる方から支持を集めています。密閉感がしっかりしている分、装着直後は圧迫感を覚える方もいるかもしれませんが、慣れてくると気にならなくなったという声も多いです。集合住宅の周辺環境が騒がしく、就寝時にとにかくしっかり音を遮りたいという方は候補にしてみるとよいでしょう。
Mpow 睡眠用耳栓(繰り返し使えるシリコンタイプ)
水洗いして繰り返し使えるシリコン素材のタイプで、使い捨てタイプに比べてランニングコストを抑えられるのが魅力です。在宅ワーク中に「昼寝のときだけサッと使いたい」「日中も何度か着脱する」といった使い方をする方にとって、都度新しいものを出さずに済む点は大きなメリットになります。耳への当たり方はフォームタイプとは異なるため、自分の耳の形に合うか一度試してみる価値があります。
衛生的に使うための注意点
耳栓は耳の中や外耳道に直接触れるアイテムなので、衛生面には気を配りたいところです。繰り返し使えるシリコンタイプは、使用後に水洗いしてしっかり乾燥させてから保管するようにしましょう。湿ったまま密閉ケースにしまうと雑菌が繁殖しやすくなります。フォームタイプなど使い捨てを想定した耳栓は、同じものを何日も使い回さず、汚れや弾力の低下を感じたら早めに交換するのが安心です。また、耳の中に痛みや違和感がある場合は使用を中止し、無理に奥まで押し込まないよう注意してください。
まとめ
隣室の生活音や在宅ワーク中の騒音は、耳栓のタイプ選びひとつで感じ方が大きく変わります。突発音をしっかり遮りたいならフォームタイプ、コストを抑えて繰り返し使いたいならシリコンタイプというように、自分の悩みに合わせて選んでみてください。まずは気になった1つから試してみるのがおすすめです。
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この記事を書いた人:ちき(快眠ヒルズ編集長)
一人暮らし歴は約15年、その間に3回の引っ越しを経験しました。引っ越しのたびに部屋の広さや収納事情に合わせてマットレス・枕・掛け布団などの寝具を一から見直し、入れ替えてきました。現在は結婚し、一軒家で暮らしていますが、一人暮らし時代に培った「限られた予算とスペースでも後悔しない寝具選び」の視点は今も変わらず、メーカー公式情報や第三者のレビューといった一次情報をリサーチしながら、実生活に基づいた記事を執筆しています。


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