三つ折りマットレスvs敷布団、収納重視ならどっち?

畳の上に敷かれた布団のある和室 マットレス

「朝起きたら敷布団を畳んで、日中はそこにデスクを広げて仕事をする」——ワンルームや1Kで一人暮らしをしながら在宅ワークをしていると、この毎日の儀式が地味にこたえてくるものです。上げ下ろしは思った以上に体力を使いますし、雨が続くと干すタイミングを逃して、気づけば部屋の隅に丸めたまま数日、なんてこともあるのではないでしょうか。

私自身、一人暮らしをしていた15年ほどの間に3回引っ越しをしていますが、そのたびに部屋の広さも収納の形も違って、寝具選びを一からやり直す羽目になりました。特に収納スペースが限られた部屋では、「畳んで隅に置ける」というだけで暮らしやすさがまるで変わってくるというのは、身をもって実感したところです。とはいえ、厚みのあるマットレスをベッドフレームごと置くと、今度は日中デスクを広げるスペースが足りなくなってしまう。このジレンマ、経験した方も多いはずです。

「収納できて、ちゃんと眠れる寝具」を探すなら、候補にあがるのは三つ折りマットレスと敷布団の2つ。この記事では収納性・寝心地・耐久性・お手入れのしやすさ・価格帯という5つの観点から両者を比較しながら、それぞれどんな人に向いているのかを、個人的な意見も交えつつまとめてみます。

三つ折りマットレスと敷布団を5つの観点で比較

まずは表でざっくり整理します。細かい話は後述しますが、ここだけ見ても傾向はつかめるはずです。

比較項目 三つ折りマットレス 敷布団
収納性 三つ折りにしてクローゼットや部屋の隅に自立して置ける 軽くたためるが、押し入れなど収納スペースが必要
寝心地 厚みがあり反発力も高め。ベッドに近い寝心地 薄手が多く、床の硬さを感じやすい
耐久性 ウレタンの反発力が長期間持続しやすい 綿わたなどはへたりが早め
お手入れのしやすさ 立てかけて風を通しやすく、カバーも洗える製品が多い こまめな天日干しが必須。湿気がこもりやすい
価格帯 2万円台〜が中心 数千円台から選べる

この記事を書いた人:ちき(快眠ヒルズ編集長)

一人暮らし歴は約15年、その間に3回の引っ越しを経験しました。引っ越しのたびに部屋の広さや収納事情に合わせてマットレス・枕・掛け布団などの寝具を一から見直し、入れ替えてきました。現在は結婚し、一軒家で暮らしていますが、一人暮らし時代に培った「限られた予算とスペースでも後悔しない寝具選び」の視点は今も変わらず、メーカー公式情報や第三者のレビューといった一次情報をリサーチしながら、実生活に基づいた記事を執筆しています。

三つ折りマットレスのメリット・デメリット

三つ折りマットレスの一番の魅力は、ベッドフレームが要らないことだと思っています。フレームを置かない分、部屋のレイアウトを自由に変えられますし、三つ折りにすればコンパクトになって自立させたまま収納できるのも扱いやすいポイントです。地味に効くのが、三つ折り部分に隙間ができることで湿気がこもりにくいこと。敷きっぱなしにしがちな一人暮らしには、この通気のよさはありがたい仕様です。

ただし正直なところ、デメリットもあります。折りたたんでもそれなりの厚みが残るので、一定の収納スペースは確保しておく必要がありますし、製品によって硬さや反発力の差がかなり大きく、実店舗で試せないまま通販で買うと「思っていたのと違った」となりやすい寝具でもあります。購入前にレビューや口コミで硬さの傾向を確認しておくのがおすすめです。

こうした特徴から、三つ折りマットレスが向いているのは、日中は部屋をワークスペースとして広く使いたい人、ベッドに近いしっかりした寝心地がほしい人、そして毎日の上げ下ろしをできるだけ楽にしたい人だと感じます。

日本製の三つ折りマットレスの代表格といえば「雲のやすらぎ 三つ折り」です。高反発ノンコイル構造で寝返りをサポートしてくれる上、カバーを取り外して洗えるので清潔を保ちやすく、三つ折りタイプにありがちな耐久性の不安にもきちんと配慮した設計になっています。こちらの記事で詳しいレビューも紹介しているので、気になる方は公式情報とあわせてチェックしてみてください。

雲のやすらぎ三つ折り

敷布団のメリット・デメリット

一方の敷布団は、なんといっても価格の選択肢の広さが強みです。数千円台から選べる製品もあり、初期費用を抑えたい人には心強い選択肢になります。軽量なので持ち運びや上げ下ろしがしやすく、畳んで押し入れに収納しやすいのも、収納スペースが限られた部屋では地味にありがたいポイントです。

一方で、床からの底つき感は否めません。薄手のものだと床の硬さがダイレクトに伝わってきますし、湿気を吸収しやすいぶん、こまめに天日干ししないとカビやダニが発生するリスクもあります(西川)。忙しくて干す時間を確保しにくい人にとっては、ここが一番のネックになるかもしれません。

そう考えると、敷布団が向いているのは、初期費用をできるだけ抑えたい人、とにかく軽くて扱いやすい寝具がほしい人、そしてこまめに天日干しできる生活リズムを持っている人だと言えそうです。

在宅ワーカー×一人暮らしなら、どちらを選ぶべきか

在宅ワークをしながら一人暮らしをしている場合、判断のポイントになるのは「毎日の上げ下ろしのしやすさ」と「日中の部屋の使いやすさ」の2つだと思います。作業スペースを広く確保したいなら三つ折りマットレス、とにかく費用と手間を抑えたいなら敷布団、というのが個人的な結論です。どちらも一長一短で、正解はライフスタイル次第としか言えないのが正直なところですが。

ちなみに、買い替えで不要になったマットレスの処分方法はこちらの記事で解説しています。あわせて読んでおくと、買い替えのタイミングで慌てずに済むはずです。

収納する前に知っておきたい、サイズ・重さ・カビ対策

ここまで三つ折りマットレスと敷布団を比較してきましたが、実際に三つ折りマットレスを選ぶと決めた場合、収納で失敗しないためにもう少し具体的な数字を知っておくと安心です。

まず畳んだ状態のサイズですが、シングルサイズで幅90〜100cm・奥行き60〜65cm程度、セミダブルで幅115〜120cm・奥行き同程度、ダブルで幅135〜140cm・奥行き同程度になるものが一般的で、厚みは折り重なる分30cm前後になる製品が多いです。クローゼットや押し入れの奥行きは標準で75〜80cmほどあることが多いので、多くの場合は問題なく収まりますが、部屋の隅に立てて置く運用を考えている人は、事前にメジャーで設置スペースの奥行きと高さを測っておくことを強くおすすめします。

次に重さです。私自身、実際に安価な三つ折りマットレスを毎日出し入れしていた時期がありましたが、正直なところ8kgを超えてくると、特に女性や非力な方には毎日の上げ下ろしがかなりの負担になります。目安として、頻繁に出し入れする使い方をするなら6kg前後までの製品を選ぶと、体感的にかなり楽になります。取っ手が付いているモデルかどうかも、購入前にぜひチェックしてみてください。

最後に、収納中のカビ対策です。三つ折りマットレスは敷布団と違って圧縮袋での保管に向かないウレタン系の製品が多く、無理に圧縮すると素材が傷んでしまうことがあります。また、湿気を含んだまま押し入れやクローゼットに詰め込むと、内部にカビが発生するリスクがあるため、使わない期間も定期的に立てかけて風を通すか、除湿シートを併用するのがおすすめです。直射日光での天日干しは変色や劣化の原因になるので避け、あくまで陰干しで湿気を飛ばすようにしてください。こうした細かい点まで押さえておくと、「収納しやすいはずが、いざ出したらカビ臭かった」という失敗を防げます。

まとめ

収納性・寝心地・耐久性を重視するなら三つ折りマットレス、軽さと価格の安さを重視するなら敷布団。そして在宅ワークで日中のスペースを広く使いたい人には、三つ折りマットレスが有力候補になる、というのが今回の結論です。

私自身、収納スペースに悩まされた一人暮らし時代を振り返ると、「敷きっぱなしにできない」という制約があったからこそ、寝具選びに真剣に向き合えた面もあったように思います。今の暮らしに置き換えても、限られたスペースでどう快適さを確保するかという視点は、結局のところ変わらないのかもしれません。

💡 収納重視で三つ折りマットレスが気になった方は、雲のやすらぎシリーズ全モデル比較【極・プレミアム・三つ折り】で三つ折りタイプの詳細もチェックしてみてください。

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